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花の病気②

平成20年12月26日、体調を崩してからおよそ8か月後、T病院に花を連れて行きました。

今までの病院のクスリや検査結果を持ち、春から食欲・元気がなく下痢を繰り返し、体重が激減したことを伝えました。
血液検査ではALT(正常20~100、肝臓の機能を表す)が1000を超え、病院の機器では針が振り切れてしまいました。

栄養の吸収不良、そして肝臓が機能していない状態で、
まず肝臓の回復を最優先にしなければならず、即日入院し3日間肝臓治療のための点滴をしました。

先生からの説明では、
食欲不振・下痢の原因として可能性のあるのはIBD(炎症性腸疾患)、ほかにリンパ腫も考えられるとのこと。

IBDは、人間でいえば潰瘍性大腸炎、クローン病のようなもので、腸が拒絶反応(先生の例えでは、腸の内膜がアトピーを起こすようなもの)を起こし消化・吸収ができなくなる病気だそうです。

IBDに対してはステロイドを使用するが副作用で肝毒性がある、また、内視鏡で腸の組織を採取し確定診断をするとのこと。
でも、現在の花の状態で麻酔は危険なので予想で治療をするほかないとのことです。

このとき私たちは、初めて「IBD」という病名を聞きました。

12月29日肝臓の点滴を終え退院。
アレルギー対応のフードと粉薬(強肝剤・利胆剤・乳酸菌)を処方されました。

しかし29日夜から30日朝にかけ3回水状の下痢(血便もあり)をし、30日再度入院。
検査の結果、肝臓の数値は良くなってるが、TP(血漿総蛋白濃度、正常5~7)が4、ALB(アルブミン、正常2.6~3.9)が1.5まで悪化。

このままでは腹水、胸水が起こってくるので、輸血が必要とのこと。
一日入院し、脱水症状の点滴、輸血、ステロイド、強肝剤の点滴を行いました。
体重5.7kg。


この頃の先生とのお話で忘れられない言葉があります。
「このコの体の中で何が起こっているのかわからない。でも今、このコは坂道を転がるように悪くなっています。」という言葉です。

私たちと同じように(あるいは私たち以上に)花の症状に危機感を持ってくれる先生がいた、と思いました。
花は崖っぷちの状態だったんですが、頼る先生がいる、という意味で私は安心しました。


花の病気?
退院してすぐの頃。まだ静脈に針が入ったままです。



平成21年1月1日から投薬開始。
はじめは毎日ステロイド1.5錠、強肝剤、抗生剤、粉薬(強肝剤・利胆剤・乳酸菌)でした。

この後、血液検査でALT、ALP(肝臓の状態を表す)と、TP、ALB(血液中の蛋白、栄養の吸収を表す)を天秤にかけながら、クスリを増減、変更していきました。

ステロイドの効果はすぐに表れました。
1月1日は軟便、2日は普通の便になり、体重も増え始めました。

しかしやはり肝数値が悪くなるため、クスリを徐々に減らしていきました。

2月半ばまではたまに軟便はあっても便の状態は安定し、ステロイドは隔日2分の1錠まで減らしました。

しかし2月半ばからまた下痢がはじまり、ステロイドを毎日1.5錠まで増やしました。
体重は6.7kgまで増加。


体力がついてきたので、3月6日確定診断のため内視鏡検査を行いました。
検査は設備のあるB病院で行いました。
内視鏡で消化器内を見ながら組織を採取し、大学病院に病理検査を依頼しました。

大学病院の検査結果はやはりIBDでした。
詳しくは「リンパ球・形質細胞性腸炎」(十二指腸においてリンパ球・形質細胞の高度浸潤を伴う炎症が確認された)というものでした。

ただ、病理検査の結果はIBDでしたが、T先生、B先生とも、当日の内視鏡で見た限りでは「リンパ腫」の可能性があると考えられてました。
その後いくつか検査を行いリンパ腫の確定は得られなかったため、やはりIBDだろうということになりました。


花の病気?
平成21年春先。年末に腹部の超音波検査で毛を剃り、まだちゃんと生えてきてません。


その後も便の状態は安定せず、ステロイドだけではなく他の免疫抑制剤や抗炎症薬と併用することにしました。

5月末には体重が7.05kgまで増えました。

6~7月は下痢気味で体重が減少したためクスリの種類が増えましたが、夏の間は安定しないながらも大きく崩れることもなく、9月に入り肝臓のことを考えクスリを減らしました。

9月後半、なぜか花の状態が絶好調になりました。
便も毎日しっかり固まり、食欲もあります。
先生も不思議がってましたが、たまに暑さが過ぎると調子が良くなるコもいるからネ、と喜んでました。
体重は6.8kgを前後してました。
この頃は私たちも本当に楽しかったです。


しかし10月になり下痢がはじまりました。
なんとか食べてはいましたので体重は6kg代後半を保ってました。
11月も下痢は止まりませんでしたが、先生はクスリは増やさずに乗り切りたいとおっしゃってました。

12月半ばには体重6.25kgになり、ステロイドを隔日2.5錠に増やしました。

この頃の先生のお話です。
「某大学のセミナーでIBDの話がありました。その大学で統計をとったら、柴犬の確定診断後の6か月の生存率は3割以下になったそうです。花ちゃんが1年近く治療を続けてることを報告したら、それはラッキーなケースですね、と言われました。」というものです。

先生はきっと、「覚悟しておくように。」と言っているんだなと思いました。
そして、ステロイド以外の免疫抑制剤は効果がないようだと止めることになりました。


12月下旬、それまでなんとか食べていたのにいよいよ食欲がなくなり、体重5.95kgになりました。

花はまた崖っぷち状態になりました。


花の病気?
平成22年。年があけてからの花。


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| 花の思い出 | 06:49 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

花ちゃんの病状の緻密で冷静な記録、つらすぎて涙なくしては読めません。
フクちゃんがきて、フクママさんも花ちゃんとのお別れを乗り越えられたかも知れません。
4年前の5月31日に我が家もマタギ犬「シシ」との別れを経験しました。どなたにも未だにお話していませんが、私たち夫婦が目撃した不思議な昇天でした。心の中に大事にしまってあります。
それにしても福ちゃん、いいお名前をつけてもらってよかったですね。花ちゃんのぶんも可愛がっていただきましょうね。

| ア・トリエ みしん | 2011/05/02 09:35 | URL | ≫ EDIT

ア・トリエ みしんさんへ

ア・トリエみしんさんも愛犬とのお別れがあったんですか。きっとシシちゃんは今でもご夫婦の心の中で愛されてるんでしょうネ。
「福」という名前は、幸せになってネ、という思いと、お腹(フク)が丈夫でいますように、という思いでつけたんですよ♪

| フクママ | 2011/05/02 12:42 | URL |

フクママさんへ
花ちゃんとは、そんなに長く辛いお別れがあったのですね。泣きながら記事を読んでいました。
うちも、モネ(男の子)の前に、トイ・プードルの男の子がいたのですが、お星様になってしまいました。でも、寿命でしたし、あまり苦しみませんでした。その後の虚ろになってしまった心に耐えきれず、今のモネを迎えました。
本当に、花ちゃんも、ご家族も、辛い闘病でしたね。

| monet | 2011/05/03 09:51 | URL | ≫ EDIT

monetさんへ

ワンちゃんのお名前はモネちゃんっていうんですネ。monetさんのお名前はモネちゃんから?
そして、monetさんにもお別れしたコがいらっしゃるんですか。
みなさんペットとの辛い別れを経験していて、でもそれぞれがその飼い主さんとペットだけの特別の経験なんですネ。

2年近い闘病でしたがその間も楽しい時間はたくさんありました。それに不思議と、元気だったときより病気になってからの方が花と自分との距離がより近くなったように思います。
よく飼い主にとっては、若く元気なときより老犬になってからの方がよりカワイク感じられると聞きますが、それもわかるような気がします。

| フクママ | 2011/05/03 12:02 | URL |















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